お久しぶりです。
肉神(にくがみ)です。
今回のメニューは「デッドリフト」です。
その名のとおり、動作の見た目が
デッド=死体、リフト=持ち上げる
ということから由来するそうです。
ウエイトトレーニングのメニュービッグ3の1つであります。
パワーリフティングという競技がありますが、
スクワット、ベンチプレス、デッドリフトの3種目の総重量で競います。
スクワット、ベンチプレスは以前紹介しています。
この3種目がなぜビッグ3とよばれるか。
それは、最高だからです(笑)
逆にこの3種目を行わずして、真のウエイトトレーニングとは言えない!と言っても過言ではありません。
アスリートでなくとも、一般レベルでの健康増進のための筋トレとしても最高です。
重たい重量を扱える種目ですが、軽い重量で正しいフォーム、正しい呼吸法で行えば最高の健康増進メニューと言えるでしょう。
さて、「デッドリフト」のメインターゲットは全身ですが、特に身体の裏側の筋肉がより強化されます。
僧帽筋、広背筋、脊柱起立筋、大臀筋、大腿二頭筋...などなどこれら筋群が全て鍛えられます。
フォームは肩幅程度に脚を開き、バーベルの直ぐ後ろに立ちます。
膝がつま先より前に出ないように意識して、少ししゃがんでバーベルを肩幅程度で握ります。
目線は前方で、背中を丸めてはいけません。
息を吐きながらバーベルを持ちあげます。
この時、腕の力ではなく、上体を真っ直ぐに引き起こし、胸を張るイメージで持ち上げます。
そして、息を吐きながらゆっくりと下ろしていきます。目線は前方をキープです。
この一連の動作で、バーベルの軌道はなるべく身体に近く、身体をなぞるイメージです。
バーベルが身体から遠のくと、腰を痛めます。
軽めの重量で10~15レップスで2~3セット行ってから、本番セットに移ります。
本番セットは重めの重量で6~10レップスで3セット行えば良いでしょう。
相当にキツイですが、心肺機能の向上にもなります。
「デッドリフト」は正しいフォームで行えば最高のメニューです。
しかし、そのフォーム、動作が難しく、腰を痛めやすい種目でもあります。
初めは、重りを付けずにバーだけで行いフォームを覚えましょう。
ちなみに、重い物を持ち上げて、ぎっくり腰なんてことがありますが、
デッドリフトのフォームで重い物を持ち上げれば、ぎっくり腰予防になります。
デッドリフトを極めて、筋トレレベルをワンランクアップしてみてはいかがでしょうか?
アスリートではパフォーマンス向上は必至です。
一般レベルでの健康増進目的では、足腰強化はもちろん、心肺機能向上、基礎代謝向上になります。
歯科的なことを申せば、頸部、特に僧帽筋から繋がる頸部後方の筋肉群まで刺激が十分に入るので、
摂食・嚥下に関連したベースの筋肉強化、その結果、誤嚥性肺炎予防としての効果も十二分にあるでしょう。
「デッドリフト」の恩恵は多々ありますよ!